Background
Planets' Development State


地球
The Earth
概要
 現在地球上に生活している総人口は80億人。世界統合戦争のため、100億に達しようとしていた人口は激減し、この数字にとどまっている。
 政治・経済の中心はいまだに地球上にあり、宇宙への移民は当初の予定より進んでいない。これの理由としては、人口問題を解決するにはスペースコロニーは欠陥がありすぎるなどの問題がある。火星などの近隣惑星への移民計画も技術的にまだまだ理想の範囲を出ていない。
 これに替わる形で超高層建築技術が発達し、都市部には1000メートル級の建築物群が存在する。この建築物はいわば多重構造都市で、1つあたり約10万人の市民が生活し、経済・物流に関しては閉じた空間になっている。このため、この建築物内を特に上下に移動する必要もなく、高層建築物内であることを意識することなく生活できるようになっている。これをスペースコロニーに対して「グランドコロニー」と呼ぶこともある。
特筆すべき機関等
統合政府本部北アメリカ大陸 アースネイブル
GUSF参謀本部北アメリカ大陸 アースネイブル
マクレイン・エアロスペース本社グレートブリテン島 バーミンガム
ボーア・エレクトロ・テヒニーク本社ヨーロッパ ボン
ノーランド・フロスト本社北アメリカ大陸 デトロイト
伊丹倉橋島重工本社日本列島 呉
キュヴィエ・バイオケミカルヨーロッパ パリ
レイフィールド・インダストリー北アメリカ大陸 バンクーバー



衛星軌道
The Earth Orbit
概要
 衛星軌道には、現代と同じ様に様々な人工衛星が浮かび、地上の気象、通信などに貢献している。
 さらに、監視衛星や防御衛星なども存在する。また、この時代では宇宙での研究を行うための宇宙ステーションが数多く浮かんでいる。
 その中で特筆すべき施設は、「8本腕の魔人」の異名を持つGUSFの宇宙要塞「ボレアス」をはじめとする4つの宇宙基地である。
宇宙機動要塞イフリート
Space Mobile Fortress "Efreeti"
 GUSFが誇る巨大宇宙要塞である。このボレアスは「8本腕の魔人」の異名に示されるように、8つのドックを持っており、GUSF最大級の艦艇アンタレス級戦艦クラスの艦艇を最大8隻まで収容し、修理補給を行うことができる。これとは別に、係留点を16カ所持ち、最大2個艦隊を係留し、補給などを行うこともできる。
 ボレアスは自らの位置を補正するための動力を有している。要塞四方に搭載されている核パルス推進方式ロケットエンジンがそれである。
その他の特筆すべき機関等
GUSF宇宙機動要塞ノトス
GUSF宇宙機動要塞ゼピュロス
GUSF宇宙機動要塞エウロス
GUSF無人機動衛星カイキアス
GUSF無人機動衛星アペリオテス
GUSF無人機動衛星スキロン
GUSF無人機動衛星リプス



ラグランジュポイント
Lagrangian Points
概要
 ラグランジュポイントは全部で5つ。そのうち、L4、L5に人類が建設した施設がある。
 L4、L5に浮かぶのはスペースコロニーとその付属施設。
スペースコロニー
Space Colonies
 ラグランジュポイントのL4とL5にそれぞれ1基ずつスペースコロニーがある。
 どちらもオニール(円筒)型コロニーで、直径6500m、全長32000m。そこに1基あたり約300万強の人々が生活する。
 人類の科学の集大成として建設されたが、建設後、様々な問題が吹き出し、当初は1基のみで計画が中断される予定だった。しかし、宇宙開発推進派のごり押しとも言える強引な計画推進により、2基目が着工。莫大な費用をかけて、無謀の象徴と皮肉られる2基目のスペースコロニーが完成したのである。これの陰には宇宙開発推進派の政治家と癒着している宇宙開発関連企業の姿が見え隠れしている。
 それぞれのスペースコロニーは、コロニーの外部に農業プラントを持ち、食料の自給自足をはかっている。
特筆すべき機関等
ノーランド・フロスト宇宙工場ファースト・コロニー(名称未定)
伊丹倉橋島重工造船所セカンド・コロニー(名称未定)




The Moon
概要
 月に暮らす人々の数は約200万人。月の地下に都市が形成され、そこに人々が暮らしている。
 重力が地球の6分の1であるため、本来ならば人が住むのには敵していないが、重力制御技術の発達により、月都市内の重力は約1/2Gに調整されている。
 既知のように、月は希少金属(レアメタル)の宝庫である為、これの採掘が行われているが、これとは別に、核融合の燃料となるヘリウム3を産出するため、月都市の経済は希少金属とヘリウム3によって支えられている。
 また、各企業が進出しており、重力が小さいことを利用した、宇宙用艦船建造などの重工業が発達している。
 余談であるが、ドラグーンはこの月にあるマクレイン・エアロスペース月面工場で生産された。
特筆すべき機関等
GUSF月面基地フォン・ブラウン市
マクレイン・エアロスペース月面支社ゴダード市
マクレイン・エアロスペース月面工場ゴダード市
ノーランド・フロスト月面支社フォン・ブラウン市
伊丹倉橋島重工支社フォン・ブラウン市
伊丹倉橋島重工造船所フォン・ブラウン市



火星
The Mars
概要
 近隣惑星移民計画の最有力候補として知られる火星だが、現在のところテラフォーミングの先行部隊として派遣されているGUSFの基地を除けば、まだ人類の移民は始まっていない。
 近年の地球上の砂漠の緑化技術の向上は、火星のテラフォーミングに一筋の光明を与えているが、費用の問題など、まだまだクリアしなければならない問題が山積しているのが現状である。
特筆すべき機関等
GUSF火星基地



木星
The Jupiter
概要
 核融合の燃料となるヘリウム3は、現在主に月で採掘されている。しかし、当初、世界のエネルギーを1900年まかなうと言われていた月のヘリウム3は、スペースコロニーでのエネルギー、宇宙艦艇やシャトルなどで使用される核融合ロケットエンジンの普及によって消費が加速され、100年で枯渇すると言われている。
 このため、木星の大気からヘリウム3を採取しようという計画が30年ほど前からスタートし、現在のところ採掘(採取)実験プラントが完成し、来世紀にはヘリウム3輸送船団が就航する予定で計画が進んでいる。
特筆すべき機関等
GUSF木星基地
伊丹倉橋島重工ヘリウム3採掘実験プラント

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