ヴァネッサ・アヴリル

ヴァネッサ・モニーク・アヴリル
Vanessa Monique Avril

Copyrights ©2013 Junka Morozumi (両角潤香).
性別 女性
年齢 21歳
身長 163 cm
出身地 北ヨーロッパ・デンマーク地区
職業・役職 GUSF第33戦闘攻撃飛行隊
第3飛行小隊3番機
ドラグーン9号機パイロット
階級 少尉
階級章
 
機体ナンバー

ヴァネッサ・モニーク・アヴリル(Vanessa Monique Avril)は、創作SF『VANGUARD FLIGHT』の登場人物。

地球統合宇宙軍所属フォーマルハウト級攻撃空母「フォーマルハウト」搭載第33戦闘攻撃飛行隊、通称「ドラグーン中隊」隊員。

人物像

F/A-26A ドラグーン9号機専属パイロット。第33戦闘攻撃飛行隊第2飛行小隊3番機。

「女は度胸」がモットーの姉御肌で面倒見が良い。ワイルドな感覚の持ち主で、考えるよりまず行動する。頑固で正義を重んじ、筋の通らない曲がったことが嫌い。女性だからという理由で軽く見られることの多い軍隊に対して反発を持っている。

リベラルな思考の持ち主で分け隔てが少なく、男女同権・OMD同権論者だが、より弱い立場や不当な扱いを受けている者に肩入れしてしまう面があるのは否めず、若干客観性に欠く。政治的思想とは無縁で思想家という自覚もなく、自分と自分の目の届く範囲で明らかな不利益がないようにという発想で行動するため、接点のない者にまで自分の考えを押しつけるようなことはない。自己の主張には頑なになってしまう傾向があり、地域的、歴史的、宗教的背景のある社会通念や伝統の多様性には理解を示せないことがある。ただ、そういった通念全般を否定しても議論が平行線を辿ることは承知しているため、一概にそれらを因習だとは決めつけない。

主に女性兵から持ちかけられた相談に乗っている。場合によっては、その者の待遇の改善を求めて他の部隊の上官にまで直談判する光景も珍しくないが、結局階級差には勝てずにやりすぎて罰を受けてしまうこともある。すぐに手が出るのが玉に瑕。結果として、平等・公平を求める本人の意図とは裏腹に軍における規範意識は低いと見られており、上官からの受けは良くない。

あまり彼女のことをよく知らない周囲の人間からは反骨精神の固まりで、とても厳しい人物だと思われているが、階級差を悪用されて不当な扱いを受けがちな女性下士官兵にはとても慕われている。本人は公言されるのを恥ずかしがり、影で女性兵たちを助けていることをきつく口止めしているが、噂が噂を呼んでおり、女性下士官兵の間では人気がある。

男女同権論者ではあるが、同じ訓練を受けていれば体格や筋力などフィジカルな面では男性と同格足りえないため、無意識に男性をライバル視してしまう傾向がある。

OMDについては肯定的で、人間と同等の権利を与えるべきだと主張している。OMDが所有者の指図に逆らうことができない点や、ほぼ無給で過酷な作業に従事させられている点について特に差別的であると憤慨している。また、すべからく容貌が美しいことや、男性型のOMDがいないことに常々疑問を感じている。ただし、高度な人工知能を搭載したロボットにはこれといった感情は持たないため、外見では区別がつかないほど人間と似通っているかどうかを重視していると言える。OMDをロボットと同列に扱おうとすること自体が使用者側の論理だと考えている。OMDであるルフィの精神的な支えになろうとする。ルドミラやクラリッサとはOMDの立場についての論議でしばしば対立する。

パイロットとしては良く言えばオールマイティ、悪く言えば比較的凡庸な印象を受けるが、スロットル制御と旋回の正確さは特筆に値する。哨戒任務の経験から索敵、追跡、計器飛行や電子戦の能力に秀でる。度胸も据わっており、どんな場合でも冷静さを失わずに操縦ができるため、対艦攻撃や、隠密性の高い作戦を得意としている。独特の操縦センスと、敵の思考の裏を読む頭脳が彼女の武器である。

趣味は食べることと寝ること。

経歴

哨戒機のパイロットとして任務に就いていたが、ドラグーンの専任操縦士に選抜され、機種転換訓練を受けた後、攻撃空母フォーマルハウトに転属してきた。

上官への反抗で処分を受けたことが幾度かあるため、中尉への昇進はおろか、任務態度に難ありとされ昇進試験の機会も与えられず、少尉のまま現在に至る。

人間関係

同じ第3飛行小隊のサクラ・ウヅキ大尉ルフィとは良好な関係を築けている。

関連項目

2019/05/04