ミュリエル・アンダーソン

ミュリエル・プリシラ・アンダーソン
Muriel Priscilla Anderson

Copyrights ©2013 Junka Morozumi (両角潤香).
性別 女性
年齢 20歳
身長 160 cm
出身地 西ヨーロッパ・イングランド地区
職業・役職 GUSF第33戦闘攻撃飛行隊
第4飛行小隊2番機
ドラグーン11号機パイロット
階級 少尉
階級章
 
機体ナンバー

ミュリエル・プリシラ・アンダーソン(Muriel Priscilla Anderson)は、創作SF『VANGUARD FLIGHT』の登場人物。

地球統合宇宙軍所属フォーマルハウト級攻撃空母「フォーマルハウト」搭載第33戦闘攻撃飛行隊、通称「ドラグーン中隊」隊員。

人物像

F/A-26A ドラグーン11号機専属パイロット。攻撃空母フォーマルハウト進宙に伴うドラグーン中隊編成において配属された新人パイロット。第33戦闘攻撃飛行隊第4飛行小隊2番機。

明るく、隠し立ての少ない開放的な性格。深く物事を考えないタイプで何事も理論よりも直感に頼る。自分がこうと決めたらとにかく突っ走るタイプ。天才的な直感とまでは呼べないもので、当たり外れの落差が大きい。強気で目的の為なら手段を選ばない一面も持つ。口数も多く、騒々しい部類に入る。

元は孤児で両親の顔を知らない。幼い頃に人には言えない様々な苦労をしてきており、本人はあまり自覚していないが、愛情に飢えている。常に自分の居場所を探していて、孤独に耐えられない。隊内の人間関係に苦しんで軍を脱走することもある。脱走先の月面都市フォン・ブラウンで、反乱の首謀者マクウィルソン提督の娘セリナと知り合ったことがきっかけで、運命の歯車が動き始める。

法律や規則はあっても困らないものだと思っているが、千差万別の人間の行為や思考を一律に細かく規定する必要はないと考えている。それらのルールが自己の信念に沿った行為を制限するものと判明した場合は包み隠さず、有り体に疑問を呈し、人には社会的地位の高い人物達が決めた法律では縛れない事情があると主張する。本人の倫理基準を信じ、それに従って行動するため、他者にとって慈悲深く、親切な善良な行いであったとしても、それが社会的良心あるいは倫理に照らした時に妥当かどうかまではほぼ意識しない。逆に、その者の言うことがどんなに正しくとも、他者が自分に限らず誰かを威嚇することで何かを強制しようとする試みを嫌う。

OMDについては否定的で、人間とは根本的に異質なものと思っている。その存在からは一定の距離を置こうとする。人間と見た目では区別がつかず、自律的に動くとは言え、自然発生した生物の種でない以上、人形の類型に過ぎないと考えている。特に、人間の若さは時間の経過と共に失われていくのに対し、何十年経っても色褪せることのない美しさに嫉妬のようなものさえ抱いている。こういった情念とも呼べる感情は態度や言動の端々に表れてしまう。これらはまったく感覚的なもので、OMDを法的又は倫理的に人間と見なせるかどうかといった学術的な議論には微塵も関心がない。

航宙機の操縦も感覚に頼る面が多い。そのため、機体に無理がかかることも少なくなく、養成課程時代から整備兵泣かせなので有名だった。ドラグーンに搭乗するようになってからも、無茶な操縦で予備部品の少ない機体を頻繁に壊しては整備班に叱られ、警告を受けている。機械音痴でもあり、コンピュータをはじめとする小難しい機械の類が大の苦手で、細かいことはMARIONシステムに任せきりである。当然、電子装備の扱いも不得手で、電子戦は最も苦手とする交戦のひとつ。高密度電波妨害環境におけるレーダーによる索敵も戦闘機乗りとして求められる標準的な技量以下に留まる。

趣味はショッピングとアクセサリ収集。特に、髪を束ねているアクセサリ付きのゴムを無数に持っている。

経歴

戦闘航宙機操縦士養成課程は、中の下程度の成績で修了した。

人間関係

リリア・アイスナー少尉、ユーリ・ローゼフ少尉、ルイーゼ・フライスラー少尉、ベルンハルト・ヴァイス少尉とは戦闘航宙機操縦士養成課程の同期。

ベルンハルトとは戦闘航宙機操縦士養成課程からの友人で、ドラグーン中隊配属前からリリア・アイスナー少尉とも面識がある。特にベルンハルトとは遊び友達だった。ミュリエルは女性同士で群れるのが好きではなく、いつも男性候補生に混じっているのが常であったため、養成課程修了後の慣熟訓練になるまでリリアとは接点がなかった。

関連項目

2019/05/04