Copyrights ©2013 Junka Morozumi (両角潤香). |
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性別 | 女性 (本人は男性と主張) |
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年齢 | 20歳 |
身長 | 156 cm |
出身地 | 東ヨーロッパ・ウクライナ地区 |
職業・役職 | GUSF第33戦闘攻撃飛行隊 第2飛行小隊3番機 ドラグーン6号機パイロット |
階級 | 少尉 |
階級章 | |
機体ナンバー |
ユーリイ・ディオーニシェヴィチ・ローゼフ(Yuli Dionisyevich Losev)は、創作SF『VANGUARD FLIGHT』の登場人物。
地球統合宇宙軍所属フォーマルハウト級攻撃空母「フォーマルハウト」搭載第33戦闘攻撃飛行隊、通称「ドラグーン中隊」隊員。
本名は、ユリア・ディオーニシェヴナ・ローゼフ(Yuliya Dionisyevna Losev)
人物像
F/A-26A ドラグーン6号機専属パイロット。攻撃空母フォーマルハウト進宙に伴うドラグーン中隊編成において配属された新人パイロット。第33戦闘攻撃飛行隊第2飛行小隊3番機。
産まれながらの性別は女性だが、男性として振る舞うことでアイデンティティを維持している。本人あるいは親族の申告に基づく政府の公文書や軍のデータベースには男性として記録されており、普段から男性用の制服しか着用していないこともあり、ほとんどの者は男性だと信じて疑っていない。男性を自称しながら男性乗組員に溶け込むこともないため、女性と気付く者はなく、候補生時代から類い稀な美少年として知られていた。体に触れられるのを極端に嫌がる。
戦闘航宙機操縦士養成課程では成績優秀であったが、何事にも発想がネガティブで消極的。十分な実力があるのに全力を出さず、必要とされている以上の成果を出そうとは努めない。冷めていて突き放したような、世を儚んだような言動が多い。
自由を拘束されたくないという動機においては法律や規則を守るが、あくまでも自己の利益を追求し、不利益を避けるために行動するため、周囲にはまったくの気まぐれのように見え、協調性にも難ありと見られている。その行動や振る舞いは予測しづらいが、完全な無作為ではない。何かをさせようとするには、明確な命令などによって有無を言わせないような形で動機づけされなければならない。
責任や権限を避け、自己を不当に縛る規制や伝統に疑問を呈し、時に憤慨する。前後を通じて個人主義者であり、自分自身の自由を重視はするが、他者の自由を保護するようにまでは努めない。
OMDについてはそもそも関心がなく、好き嫌いの感情や快不快の感覚も特に抱いていないため、必要であれば人間と同様に接する。人間とほぼ同じ姿形をしていながら、人権の一部が制限されているという厳然たる事実を哀れには思っているが、法的又は倫理的に人間と見なせるかといった判断は保留しているし、個人がそれを判断する必要もないと思っている。また、そういった命題に関するいつ終わるとも知れない不毛な論争にも心底辟易しており、既に世の中に存在してしまっているものについて後から是非を問うても仕方がないと思っている。
パイロットとしては、新人にしては優秀である。ひと通りの操縦技術を網羅しており、どのような作戦行動にも対処できる。武装の種類や距離を問わず射撃の精度も悪くない。ただ、それらの技術を何のために活かすのか常に疑問を感じているため、及第点以上の結果を出すことはない。逆に、訓練で手を抜きすぎて被撃墜判定や落第点という事態もないため、バランス感覚に優れているとも言える。均衡をとる位置をもっと上に定められればより高い成果を出せると期待もされている一方、意識の問題はいかんともしがたいと見られている。
経歴
戦闘航宙機操縦士養成課程では優良な成績を修めた。
人間関係
ドラグーン中隊では、ベルンハルト・ヴァイス少尉、リリア・アイスナー少尉、ミュリエル・アンダーソン少尉、ルイーゼ・フライスラー少尉と戦闘航宙機操縦士養成課程の同期だが、顔は見知っている程度。